【新卒研修】アプリ改善モッカソン実施のお話

人材開発本部の齊藤です。はじめまして。


2015年度の新卒向けテクノロジー・デザイナー研修を担当させて頂いております。


本日は2015新卒が技術研修中に実施したアプリ改善のモッカソンについてお話をしたいと思います。このモッカソン、これからリリースするかもしれないアプリの機能改善案を考えるとあって、参加した新卒みんながどれだけ斬新なアイデアが出せるかが試されるものとなりました。



ハッカソンは最近よく聞くかと思いますが、

モッカソンはあまり聞きなれないかと思います。


「Mock+マラソン」の造語で、

今回はアプリケーションの仕様作成段階の画面のイメージをもととなる画面イメージ

(モック)から、そこから機能や改善案を考え、実装まで行うというものです。


今年は「新しい技術への挑戦」を目指して

積極的にいろんな技術への習得を目指しておりましたので、

それに合わせ、企画自体は研修の始まる4月の数か月前ぐらいから検討しておりました。


参加者はエンジニア、デザイナーの新卒、約90人が参加し

5人程度のチームでAndroid向けアプリを開発し,最後にはプレゼン大会を実施しました。


サイバーエージェントには「技術内閣」という技術の方向性を決めていく部署と、

ネイティブ開発を推進していく「モックテックラボ」という部署がありますので、

今回はその方たちのご協力をいただきました。


アプリの改善案を一部仕様書とモックがある状態で、二日間に分けて、

一日目は改善案を検討、二日目は実装とプレゼンを行いました。


今回の改善案の対象となった機能

 ◯TOPページ

 ◯ターゲットの詳細ページ

 ◯ターゲットの拡大ページ

 ◯メニューバー

 ◯ドロワー

 ◯ターゲットの情報ページ

 ◯写真切り抜きページ

 ◯レビュー画面

など。


初日はコンセプトとともに改善案を出すところまでを行いました。


(一日目の改善案を検討している風景)

みんなでチームでそれぞれ案を出し合ってます。

改善案のチェックを現場の皆様にもお越しいただきまして、チームごとに指摘も行いました。


一日目は改善案を出すところまでを行い、

二日目は改善案の精査を行った後、実装、チームごとに発表を行いました。


(二日目の発表風景)

(三位までの発表後、前に出てひとこと)

それぞれチームごとに改善案を考えたコンセプトとともに発表してもらい、

評価軸をもとに、三位から一位までの発表と技術賞とデザイン賞を発表をし、終了となりました。


やってみた感想も頂きました。

・デザイナーを含めて行うモッカソンは想像よりは楽しかった

・他のメンバーの取り組み方を盗めたところも多いので、これから実践しようと思う。

・Androidの講義を受けたことで、チーム全体がコードを読むことができました。また、実務で使われるコードを見ることができ、非常に勉強になりました。

・チームメンバーに教えながらやるのすごく楽しかった。

・Android研修の学びが活きていることを実感しながら取り組めたのはとても良かったと思う。 前回みたときより倍以上コードが読めたので開発がスムーズにできた。

・なんだかんだ楽しかった。

・チームで手分けして開発するのがいい経験になった。
・4月の前半に行った4回目は、Androidが全く分からなかったということもあって、できないことばかりで辛かったですが、今回は授業などの成果もあり、できることが増えてやりがいがありました。

・モッカソン一日目と比べて、私も含めて、グループのみんなコードを読めるようになってた!みんな成長しているような気がして、とても嬉しかったです。

・何か作るのは楽しいですね!

などなど、嬉しい声をたくさんいただきました。



今回やってみて成功の一要因になったのは二日目の実装日を、

プレゼンを当初の計画から修正し、Android研修後に実施したことでした。


これにより、少し間が開いてしまいましたが、Android研修では開発経験の浅い人にも作り方を教えることができていたので、実装時の技術問題がほとんどチーム内で解決できていたこと、Android研修の開発演習の一部としても機能したことが挙げられます。


さて、モッカソンは終わりましたが、技術研修は引き続き実施していきます。

新しい技術への挑戦、広い技術への挑戦、深い技術への挑戦。すべての挑戦を目指して。


まだまだ研修は続きますが、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。